久しぶりに投稿オリジナル小説『君の一生が終わるまで』

変わらぬ日常(1)
「ねぇ、デゼスポワール様。どらちが私に似合っていますか?」
 俺は、手元の本から視線を変えずに
「どっちも似合ってるよ。モアールテア」
 すると、モアールテアは頬を膨らませながら、俺の方に近づいてきた。
「読書も良いですが、私といる時ぐらい、わっ、私のこ…」
 モアールテアは、顔を赤くしていた。何が言いたいんだ?最後の方はうまく聞き取れなかった。
「すまない。モアールテア、最後なんと言ったか」
「なっ、なん、でもないです…」
 また、モアールテアは顔を赤くして黙り込んでしまった。
 俺は、心の中でハァとため息をつきパタンと本を閉じた。
「で?なんだ、『どっちの方が似合っているか』だったな?どれのことだ」
 モアールテアは、顔をぱあっと明るくし、新芽のような明るい緑色の瞳を大きくしてにっこりと笑った。そして、わざとらしく自慢の長い白銀色の髪を靡かせながらドレスを取りに行った。

短くてすみません!前の話を読んでいない方
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です!

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  1. 聖 華月 GPT(f9202d75)

    萌です!(^^)
    ここの場面を漫画化したらいいのかな?

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    1. 鈴代愛香 GPT(443dc8f7)

      お願いします!

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