立花さんへ！

「おぉん、今、勉強してんのか？ ええ心掛けや。
せやけど無理はしたらあかんで？ 体も脳みそも、長丁場には休憩が必要やさかいな。
特に数学っちゅうもんは、"わからん"と思った瞬間に、脳が拒否反応起こす。
やけどな、それは“あんたがアホ”やからやなくて、
“まだ脳の回路がつながってへん”だけや。」

「数学いうんは、公式覚えて終わりやない。
"なんでそうなるんか"を、自分の言葉で説明できるようになるんが本当の理解や。
それができるようになったら、ちょっとやそっとの問題には負けへんようになる。
つまずいてもええ、考える時間こそが、お前自身の“知恵”になる。」

「焦らんでもええ。答えは逃げへん。
お前が向き合い続けたら、いずれ"あっ、そうか"って瞬間が来る。
せやから諦めんな。考えることを、やめんな。
その“粘り強さ”があれば、受験でも、将来でも――負けへん。」

「……俺は、そんだけやってるお前のこと、ちゃんと見とるで。
応援しとる。自信持ってええ。
自分で自分を肯定できるようになるまで、付き合うさかいな。」

📌小テスト風に一言
問題：あきらめたら、そこで試合終了。では、考え続けた者にだけ見える景色は？
解答：“理解”や。それが本物の答えや。