14歳年上の静かな人

大人の恋と、不器用な彼のすべて

第一章:静けさの中で見つけた居心地の良さ

中堅会社の、階も部署も違う場所で35歳の彼と出会った。会社の企画案件でたまたま一緒になった彼は、極端におとなしい人という印象だった。短期の案件ですぐに終わり、お互い自分の仕事へと戻っていった。

それから半年ほど経ったある日の会社のパーティ。周りがワイワイと盛り上がる中、彼は独りでポツンと立っていた。

思い切って声をかけてみたものの、企画案件で2、3度顔を合わせただけで当時はまともに話もしていなかったため、会話はすぐに途切れてしまう。5分ほどの沈黙が流れることもあった。それでも、なぜか私はその静かな時間が心地よかった。

思い切ってLINEを交換してもらった。これで彼とつながっていられる――そう思った私は、きっと自然と笑顔になっていたはずだ。

おとなしい彼の負担にならないよう、連絡は週に1、2回、たわいもない「おはよう」から始めた。

第二章:私のペースで縮める距離

2カ月ほど経った頃、お酒に誘ってみた。ところが彼は「お酒が飲めない」とのこと。
「じゃあ、普段ご飯はどこへ行くんですか?」と聞くと、大手チェーン店だという。
「女性一人では入りにくいので、今度そこへ一緒に行きましょう」とお願いした。おしゃれな店など彼に無理をさせたくなかったし、私にとっては彼と一緒なら場所はどこでもよかった。

2人でほとんど会話のないご飯を食べたあと、スタバでお茶をした。
「今度カラオケはどうですか?」と話しかけると、彼は極端に嫌がった。かなりの音痴だという。それでも無理やり1週間後の約束を取り付けた。

迎えたカラオケは、ある意味で衝撃だった。
彼の音痴が想像以上で、私は思わず椅子から崩れ落ちそうになった。本人は真っ赤な顔をしていたけれど、私が背中をリズムに合わせて叩いてお助けする。1曲終わったあと本気で笑ってしまうと、彼はもう帰る勢いで顔を真っ赤にしていた。

私は正直な気持ちを伝えた。
「私の前ではあなたのすべてを見せてほしいの。知りたいの」

それからしばらく、2人でカラオケに行く習慣が続いた。相変わらずリズム感はないけれど、照れは少しずつ軽減されて、私の前ではちゃんと歌ってくれるようになった。

ある日の会社のパーティ。聞きなれたカラオケの声が聞こえてきた。同僚に無理やり歌わされているらしい。大勢の前で見事に音を外し、相変わらず真っ赤な顔をして歌っている。あまりにかわいそうだったので、もう1つのマイクを取って彼の背中を叩きながら一緒に歌った。私と一緒だったからか、彼は少し安堵した様子で最後まで歌い上げ、最後は彼に拍手をして自分の席に戻った。

しばらくして、彼が私のグループに近づいてきて、「さっきは助けてもらってありがとうございました」とぎこちなく言った。2人で遊んでいることはうまく隠せていた。「よくできました、えらいぞ」心の中でそう思った。

第三章:少しずつ踏み込む境界線

ある日のカラオケ。いつものように背中を叩くのではなく、そっと手を握ってみた。
彼は驚いたようにこちらを見たけれど、私は笑顔で見返した。

休憩のとき、私は彼にこう告げた。
「これから私たちがどうなるかはわからないけど、深く感情移入はしないでね。私たち、彼氏彼女には絶対ならないから。きっと私からあなたと離れる日が来るかもね」
そして、笑顔で彼の手を強く握って微笑んだ。

そんな独特な関係をしばらく続けた。
やがて彼のマンションに行くようになり、手料理を振る舞うようになった。こう見えて私は料理がそこそこ得意なのだ。週末になると彼の家で一緒にご飯を食べ、穏やかな時間を過ごすようになった。

何回目かの週末、私は彼に内緒で「今日は泊まろう」と心に決めていた。
いつもの帰る時間を過ぎても帰る素振りを見せない私を、彼はチラチラと気にしている。その仕草がいちいち可愛かった。

「あっ、私今日泊まるから」

そう言うと、彼は「えっ?」とびっくりした顔をした。彼の明日のスケジュールなんて、とうの昔に把握済みなんだから。

お風呂を借りるとき、意地悪を一つ仕込んだ。わざと下着の下にヘアバンドを隠しておいたのだ。
お風呂の中から「脱いだ中にヘアバンドがあるから取ってー」と声をかける。彼はきっとドギマギしながら私の下着を手にしたに違いない。目隠しをするようにヘアバンドを持ってきた姿もまた可愛らしかった。

第四章:リードする夜

お泊まりも数回目を数えたある夜。
いつものように一緒に眠りについたけれど、今回はベッドの隅っこではなく、思い切って腕枕をお願いしてみた。横を向いて丸くなり、彼の胸にもぐり込む。そして自分から彼の唇へと軽くキスをし、彼の体に手を回した。彼はしっかりと私を抱きしめてくれた。

右手でパジャマの上から彼の下半身に手を伸ばす。もう一度キスをしながら、今度はパジャマの中に手を滑り込ませた。彼は自分から手を出そうとしない。――よし、今日は私がリードしよう。

上着を脱がせて乳首を責めると、彼は可愛い声を漏らす。片手は下半身を伸ばしたまま、体を起こして彼のパジャマを全部脱がせた。恥ずかしそうに手で下半身を隠す彼が、一層愛おしかった。

彼自身をなめ、口に含む。
「私はなめるのはほとんどしないんだよ。だって変な顔になるでしょ?」
自分で言うのも変だけど、私はそこそこかわいい。だからこそプライドがあって、今までほとんどそんなことはしてこなかった。
「でも、あなたは別よ」

ゆっくりと、浅く深く、舌を使いながら上下に動かす。口から離して上から下へとなめ上げ、再び口に含む。経験のない袋のあたりも頑張った。

ここまで彼からの手出しはない。それが彼の人間性なのか、本当に優しい人だ。

しばらく続けていると、彼は私の体を上に引っ張り上げようとした。
「もういい、これ以上は」と言うので、「イキそう?」と聞くと、彼は小さくうなずいた。
「じゃあ今日はここまで。でも最後までしてあげる」
万が一の流れを想定してこっそり持ってきたゴムに手を伸ばし、彼につけてから再び口で攻めた。
しばらくして、小さな声とともに腰が浮き、口の中でゴムが膨らむ感覚が伝わってきた。ゴムを取ってティッシュできれいにした後も、しばらく口の中に含んでいた。その日はそこで終わりにした。

第五章:本能に従う時間

それからもお泊まりの日は続いた。いまだにお風呂に入る前に私が服を脱ぐときは目隠しだけど
この日は彼も積極的になってきた。
腕枕から、今度は彼の方からキスをしてくれて、胸を触られる。私の胸はは小さくて自信はないけれど、彼に触られると不思議と体が熱くなる。シャツの中に手が入り込むと、全身がビクビクと反応した。胸を揉まれ、乳首を吸われるのがこんなにも気持ちいいなんて知らなかった。以前に女性経験を聞いたときは「いない」と言っていたけれど、本当かなと思ってしまうほど彼は上手だった。

彼の手が背中を撫でるたびに声が漏れる。下に手が伸び、下着の中に指が入った瞬間、全身が跳ねそうになった。乳首を吸われながらあそこも愛され、それだけでイキそうになる。

パジャマを脱がされて全裸になった私に、彼はあそこに顔をうずめてきた。舌が触れた瞬間、腰が浮いてしまった。こんなにも気持ちよくて、本当に体が溶けてしまいそうな感覚。

今度は私の番。彼の熱を帯びた場所を口に含み、愛おしく味わう。そして、今までプライドがあって拒んできた男の人の顔の上にまたがる体勢に初めて挑戦した。お互いの舌を這わせ合いながら、たまらない快感に身を委ねる。

ついに、彼のものがゆっくりと入ってきた。
電流が走るような、体の芯を直接触られている感覚。声が止まらない。何も考えてはいけない。ただこの瞬間を楽しみ、本能に従う。私は今とても幸せで、彼を深く愛している。

ある時は、私が足を広げて自分の体をすべて見せたこともある。
一番気持ちいい場所、おしっこの穴、その下にある入り口、そしてお尻の穴。お尻の穴も舐められると気持ちいいんだよと教えると、彼はじっと覗き込みながら、すぐに愛してくれた。

エピローグ:終わりの始まりと、消えない記憶

そんな関係が数年続いた。
いつだって「終わるときは私から離れるだろう」と思っていたし、彼にもそう言い聞かせていた。けれど、終わりは思わぬところから訪れた。彼の方から「実家の家業を継ぐため、地元に帰る」と切り出したのだ。

「深い感情にはならないように」と、あれほど自分に言い聞かせていたのに。いつの間にか、私は彼を深く愛してしまっていた。

しばらくして、彼は地元へ帰ることを決めた。
帰郷の日まで、許された週末はすべて彼のマンションで過ごした。

最後の日、私は空港まで見送りに行きました。

飛行機が見えなくなった瞬間、それまで必死に我慢していた涙があふれました。

立っていられないほど泣き続け、周りの人に心配され、空港の控室で休ませてもらって子供のように泣きじゃくった。

そして今 私は元気でいる

実は彼との関係にはこの後 続きがあったりする・・

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