古代の賢人は、無私な人間は人助けをできないと言った。それはその通りだ。なぜなら、無私な人間とはすなわち、奴隷だからだ。奴隷は、自由意志を持たない。だから、全て強制か恐怖によってやらされているに過ぎない。本心からではないのだ。なので、誠実さも、積極性も存在しない。あるのは、ただ恐怖による支配と、奴隷願望と、奴隷感情だけだ。本心からやっていることじゃ無いから、しばらくすると嫌気が差し、本心、そして本性を露呈する。その瞬間、結局、善行と思われていた事は、全て偽善だとわかり、皆が嫌な思いをする。スゴスゴと多くの人は、そのような人間を嫌い、去っていく。
そして偽善という、人として最低の行為をして、多くの人を欺いた事から、当人は軽蔑の目で見られる。そして信頼と信用を失ったので、以降、人助けを求められなくなる。そして孤立していき、それに比例して当人の人格も破綻していく。古代の賢人の言った事は、本当なのだと今にも思う。
