君がきっと、私に教えてくれた
第一章
sae-沙瑛
「日夏さーん!このプリント図工準備室に持って行ってくれない?」
「わかりました、先生」
笑みを張り付けて私はそう言った。そして、言われた通り図工準備室にプリントを置いた。
ドアを開けると、教室が騒がしい。そういえば学活で何をするんだっけ、と思い時間割表を見ると「席替え」と今日の日直であろう男子の乱雑な字で記されていた。
そっか、席替えか。だからクラスのみんなは隣の席の人にお礼を言っているのか、と納得をした。
「ねえ、涼太くん。」
「なに?」
「6週間、ありがとうございました」
「あ、そっか。こちらこそお世話になりましたぁ」
なんて会話をしていると、もう4時間目が始まったチャイムが鳴り、学級委員の私は
「起立!」
と言い、席を立った。ガタン、という音が少し鳴り周りの生徒も席を立ったようなので
「礼、よろしくお願いします」と言うと、周りの生徒も少し遅れてよろしくお願いします、と言ったので周りのタイミングに合わせて席に着いた。
少し時間が経って、くじ引きで席を決めるようなので、くじを取りに列に並んだ。
かさ、という音とともにくじを見ると、18番。今と同じ席だ。
隣の男子はどんな奴になるのかな、と思いながら涼太に
「何番だった?くじ」
と聞くと
「19番。同じだった。日夏は?」
と言われ、
「私も18番、まーた一緒の席だね」
と笑みを張り付けて言った。
第一章 終
続きも書いてほしい!っていうコメントとかあったら続きかきます!大体コメントもらってから1~2時間くらいかかります!
絶対にコメントしてね圧

凄い、、、続きが気になります!
続き気になる!書いて―
うちも小説かこかな?
おっけー!
続きかいてみるね!