反面教師

嫌われる人には特徴があると俺は思ったな。そのクソみたいなオッサンに会って分かったんだが。

まず、経験が浅い奴が多い。特に多様な人間関係を持った事がない。同じ階層や言語を話す仲間とつるんでいる事が多い。そして、経験が浅くて無知な割には、先入観による決めつけがひどい。馬鹿だから言語も話せないくせに他文化に精通していると思ったり、実体験がある相手を見下すことを平気で言う。

あと、上から目線で非難してくる事が多い。クソみたいなオッサンは本当に傲慢地気な奴だった。俺の過去に一切興味を示さず、俺を非難してきたときは、さすがに変な奴だなって思った。お前は俺のことを短期間しか知らないだろ。それにお前はアメリカの文化しか知らない。あと、アジアの言語を一つも話せないお前が、偉そうに講義を垂れるな、って思った。

まあそのオッサンは最悪だった。偽善者でもあったからな。平等主義を標榜しているくせに、最初から俺が年下だからって見下していたんだ。まあ俺が不器用な事もあって、それを知ったのはこのクソみたいなオッサンが爆発したあとだがな。心から関係を築きたいというよりは、宗教の奴隷で宗教の義務だから、仕方なく俺と関係を築いたっていうことだった。クソ野郎ってその瞬間思った。よくも俺を欺きやがったなって。友人じゃ無かったのかよって。ずっとそんな邪な考えを隠して俺と関わっていたのか。本当に最低な人間だと思った。俺はすっかりこいつを信頼して、個人情報まで打ち明けてしまったっていうのに。

まあ俺も愚かだったな。こんな碌でもないオッサン、最初から信用するんじゃなかった。こいつは所詮、アメリカで仕事を見つけられなかったから東南アジアに流れてきた二流の学者なんだよ。能力というよりは立ち回りとコネによって上に上がってきた奴だろう。純粋哲学っていうかなり評価基準が曖昧で、現実では応用できない分野を研究してるしな。イスラエルとかトランプを頻繁に非難するくせに、中国やロシアに対しては殆ど批判しない。呆れたよ。中国やロシアの方が、はるかにひどい人権侵害をしているじゃないか。こいつは所詮、安全圏からの高みの見物でしか批判ができない臆病者だったんだ。

最悪だったのが、このオッサンは全く柔軟性がなく、攻撃的だったことだ。勝手に爆発して、いきなり俺を非難してきた後は、ひたすら俺を貶しまくる。それに、そう非難するなら、根拠が欲しいとこっちがいっても、馬鹿の一つ覚えみたいにそれは出来ないっていう。意味不明だったな。非難するならそっちに説明責任があるだろ。こっちもそんなに貶されまくったらいい気持しないからよ。根拠もないんじゃ誹謗中傷と変わらないじゃないか。

常識やコミュニケーション能力が皆無なんだとその時思ったな。なんなんだ、こいつって。責任感も勇気も温情もなかった。善人ぶっていたが、結局は臆病な偽善者でしかなかった。問題が起こると、問題を解決するより、逃走しようとする。そんな奴に信念なんてないよ。とんだ日和見主義者だ。反面教師としてしか使えない奴だよ。

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