小説書き始めまぁす!是非読んでください!

1.(その場面の主人公には『』がついています。今回の場合、日野ちゃんのセリフが『』です。)
『不登校生を、登校させるように説得?』
放課後の職員室で一人の教員と生徒が話をしていた。
教員の首からかかっている名札には【教諭 3-A 田村壮介】と書かれていた。
田村先生の前に立って話しているのは、私、日野優実(ひの ゆうみ)だ。クラスのみんなからは、優等生として親しまれている。今日の昼休みに担任の田村先生が、「日野!放課後に職員室に来てくれないか?」と呼びだされた。呼び出されたときは、怒られるのではないかと、冷ややかされたものだ。私は先生に問う。
『なんで私なんですか?私、受験勉強で忙しいですし、そんなに明るい性格じゃないと思いますよ?』
「御願いなんだ!卒業アルバムも撮らなくちゃいけないし。それにこの前、俺が皆に出した問題集があるだろ?」『...はい。』
「日野意外誰も終わってないんだ。」『げぇ…マジですか?...分かりましたよ。』
「有難うな!日野!お前なら行ってくれると思ったぞ!明日の放課後、ここに行ってくれ!」先生にその不登校生の子の住所が書いてある付箋をもらった。
【次の日の放課後】
普通のアパートの4階でエレベーターを降り、右から五番目のドアで立ち止まった。チャイムを鳴らすと、ガチャっとドアが開いた。
私と同い年ぐらいの女の子がドアから顔を出した。「なんですか?」と冷たい目で問われた。こ、怖い…。『あ、え、えっと、学校に来てくれるように説得しに来ましt「そのことならもういいです。学校に行きませんから。お引き取り下さい。」えぇ…』
ドアはさっきよりも大きな音を立てて閉まった。
…なかなか手ごわそうだ。     つづく

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