俺は今まで色々な誤解をしてきたことがある。でも、最大の誤解は、奴隷野郎を知的パートナーと思い込んでいたことだ。俺は完全に奴に騙されていた。奴はどこまで行っても宗教の奴隷でしかなかった。そして、奴隷根性と奴隷願望と恐怖による支配でしか動いていなかった。優しさも誠実さも道徳の欠片もない。ただひたすら偽善者で薄情で、信頼を平気で裏切る人間の屑だった。これほど最低な男を信じるんじゃなかったと俺は何度も何度も後悔した。でももう遅い。奴は信頼を裏切る事に対しての罪悪感なんてない。責任も当然取らない。奴隷として人生を全うする事以外はどうでもいいと思っている。
俺は自分を呪った。なぜこんな屑を一時でも信じたのだろうと。こんなゴミみたいな奴になぜ重要な信頼を寄せたのだろうかと。この屑野郎を信じたせいで、俺は傷心し、訳がわからなくなった。奴は最低最悪のゴミ野郎だった。俺はこのゴミに信頼を寄せたせいで、他の重要な友人と会う時間を減らしてしまった。根拠のない安心も得てしまった。しかしそれは虚構に過ぎなかった。この屑野郎は、俺の全てを踏み躙っても平気な顔をしてやがった。沸々と怒りが湧き上がってくる。本当にこのゴミ野郎には天罰が降ればいいと思う。宗教の奴隷である奴が、地獄に堕ちれば最大の皮肉だな。まあ人間の屑だから、地獄に堕ちる可能性の方が高いだろうがな。俺は自分の油断が憎い。もっと人に会う時は慎重でなければいけないと思った。
