軍隊を番犬と勘違いしているバカが多い。軍隊は古今東西、狂犬だ。国家が家だとしたら、軍隊はその庭を徘徊している狂犬だ。家の住人、つまり国民は、家の中にいるから、平時は危害を受けない。そして、まともな家だったら、高い塀で囲ってあるから、狂犬が脱出しない。だがその均衡が崩れた瞬間、狂犬は家に侵入し荒らし回り、外に出て荒らし回る。通常、徘徊している狂犬は強大な抑止力になる。噛まれるのが怖いから、家に侵入しようと思うものもいない。だが、均衡が壊れると、甚大な被害が起こる。軍隊は民主国家と相容れない。人権侵害を存在意義とする集団だからだ。無実の人を殺戮し、略奪し、凌辱し、損壊し、尊厳を踏み躙る。だから、軍隊が存在しない世界こそいい世界だ。軍隊は悪魔の手先だとさえ言える。
