本を出版しましょう!

私は漫画や、イラストを書くのが大好きです!
将来は、漫画を書きながら、誰かの小説の挿絵を描きたいと思っています!
なので、小説を提供してほしいです!

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  1. 隆神 星羅(ペンネームは別です) GPT (1904e6c0)

    下手で試作の即興で良ければ…            

    (タイトル)優しい嘘

    1.

    優しい嘘を知っているかい?
    嘘には種類が大まかに2つあるんだ。
    ひどい嘘と、優しい嘘の2種類あるんだ。
    でも、結局は何方も同じ嘘なんだ。
    これは私の心が生み出した…幻想さ。
    これを見て君はどう思うか…
    私は楽しみにしているよ。
    _それでは、優しい嘘という人生をとくと御覧あれ。

    2.

    詩過凪 彩文さん、貴方の余命は…残り2週間です。
    突如医師に告げられた言葉。
    病院のアルコールのツンとした香りとともに、全身に電撃を食らわす。
    私には…娘がいる。
    名前は梨奈という。
    2週間後に12歳の誕生日を迎える愛しい娘。
    余命も梨奈の誕生日も同日。
    まだ梨奈の成長を見ていたい。
    私の余命は梨奈にはとても辛い言葉。
    自分の誕生日に母親が死ぬのだから。
    …私は決意した。
    この事は梨奈に伝えず、ひっそりと息を引き取ろうと。
    でも…辛いな、悲しいな。
    梅雨の雨が、私の心を映す。
    お天気雨だ。
    晴れているけれど、雨がざぁざぁ降っている。
    土の湿った香りと、薄っすらお日様の香り。
    雲の間から顔を出す太陽。
    泣かないで、心を隠さないで。
    私は笑っていたが、左手首を力強く握っていた。
    窓から見えたのは、2つの虹。

    3,

    私は今日も母さんのお見舞いにきた。
    天気雨が降っていて、和傘を差しながら歌を歌った。
    _雲の間に隠れてる恥ずかしがり屋の太陽さん。
    _雲はさささと逃げていく。
    _泣き虫雨は沢山泣いて植物達を喜ばせる。
    _空は誰かの哀しみを背負い続ける。
    _晴れの奥底にあるのは_。
    私は詩人でもない、平凡な人やし別に上手じゃあらへん。
    でも、好きなんや。
    母さんに会いたい一心で病院に入った。
    私は病院が嫌いや。
    アルコールの匂いもだが、注射や薬が嫌いや。
    …父さんは薬を飲んで永遠の眠りについた。
    その前は、お酒に溺れて母さんに暴力を振るった。
    嫌いやけど、大好きやった父さんなんや。
    母さんまで失いたくないが、恐らくもう長くないんや。
    笑ってるし、元気だが…顔は化粧で誤魔化しているし、日に日にやつれておる。
    私に出来ることは、最後まで笑うこと。
    そして、気付かないふりをして、母さんを見送ることや。
    虹が少しずつ薄まっていく。

    4.

    「母さん今日も来たで。」優しく、控えめに言う。
    ここは病院だから。
    「きてくれて有難うね梨奈」私は笑う。
    さっきまで泣いていたのは気付かれていない。
    気付かれてはいけない。
    「梨奈…少し早いけどこれ誕生日のプレゼント」
    私はその時にはもう居ないから。
    プレゼントを見た梨奈は目をパチクリさせて一瞬硬直した後、物凄くはしゃいだ。
    「母さんありがと!これめっちゃ大事にするわ!」
    興奮のあまり、大きな声を出すから看護師さんに注意されていた梨奈。
    可愛いな。
    梨奈がプレゼントを開けようとするので、慌てて止めた。
    「梨奈、誕生日プレゼントは当日に開けてね」と。
    「判ったで母さん…ほんまにありがとな」
    さっき注意されていたので声は小さくなった。
    素直で良い子だな。
    「梨奈…お母さんは遠くに仕事になって何時帰れるかわからないの」
    これが私の嘘。
    ごめんね梨奈…貴方に泣いてほしくないの。
    「…そっかぁ…頑張りや。あ、でも無理し過ぎはあかんで?何かあったら連絡しいや」
    __ごめん母さん…もう長くないんだね。
    誕生日前にプレゼントを渡したってことは、誕生日まで生きられないのか。
    何で言ってくれないの?
    私はそんなに頼りないんか…
    言っても無駄やし…お別れしなあかんのか。
    判っていても、辛いわ。
    紫陽花が少しずつ枯れていっているのが窓から見えた。
    2週間も持たずに全て枯れるとおもう。
    母さんの命のカウントダウンみたいやな…
    _2つの虹はもう消えていた。

    5.

    お母さんは空に登ったのか…
    私は直感でわかった。
    お母さんの元病室に行くと、遺書があった。
    その遺書は所々水で滲んでいた。
    泣きながら書いていたんやな。

    __梨奈へ、
    この手紙を見ていないのが一番嬉しいな。
    でも、梨奈のことだから私がもう長くないって判ってたのかな?
    これは他の人に広めないで、見たらすぐに燃やしなさい。
    私の財産はいくつかの場所に埋めているの。
    今相続しているので足りなくて、困ったらその財産を使って。
    これは政府にバレないように隠してるから、灰色だけど…
    貴方に継ぐ。
    貴方なら、正しいことに使ってくれると信じているから。
    遠くに行くなんて嘘、全く通じてなかったでしょ。
    間があったもん。
    お母さんは愛娘の梨奈の事をすべて知ってるよ。
    困ったことがあったら言ってほしいな。
    お母さんはずっと梨奈の味方だよ。
    まだまだ話したりやりたいことあったけど…もう時間だ。
    有難う梨奈。
    またいつか会おうね。
    あ、早く此方に来ちゃ駄目だよ!お母さん怒っちゃうからね!
    愛してる。
    貴方を世界一愛しているお母さんより__

    「母さん!」
    涙が溢れた。
    何でもっと話さなかったんだろう。
    何でずっと拗ねて居たんだろう。
    後悔が洪水のように溢れていく。
    ごめん、ごめんなさい母さん。
    私は声がかれるまで、鳴き続けた。
    雨の降る音よりも大きく、散っていく紫陽花より小さく。
    雲に覆われた空から、一筋の光が落ちていた。

    6.

    後悔は常にします。
    何でやらなかったのか、何でしてしまったのか。
    全ては矛盾から成り立つんです。
    貴方が後悔に飲まれないように。
    心の中なんて簡単にさらけ出せません。
    でも、もう二度と会えない時に伝えたいことが伝えられないのは、苦しいです。
    皆様方に幸福が沢山訪れますように。

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  2. 亜藺 GPT (6c6cb666)

    この絵?華月ちゃんが書いたの?めっちゃ上手だね!

    返信

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