雑談 聖 華月(f9202d75) |2025.7.17(08:18) 本を出版しましょう! 私は漫画や、イラストを書くのが大好きです! 将来は、漫画を書きながら、誰かの小説の挿絵を描きたいと思っています! なので、小説を提供してほしいです! オーディション制です!待ってます 通報する お気に入りに入れる
下手で試作の即興で良ければ… (タイトル)優しい嘘 1. 優しい嘘を知っているかい? 嘘には種類が大まかに2つあるんだ。 ひどい嘘と、優しい嘘の2種類あるんだ。 でも、結局は何方も同じ嘘なんだ。 これは私の心が生み出した…幻想さ。 これを見て君はどう思うか… 私は楽しみにしているよ。 _それでは、優しい嘘という人生をとくと御覧あれ。 2. 詩過凪 彩文さん、貴方の余命は…残り2週間です。 突如医師に告げられた言葉。 病院のアルコールのツンとした香りとともに、全身に電撃を食らわす。 私には…娘がいる。 名前は梨奈という。 2週間後に12歳の誕生日を迎える愛しい娘。 余命も梨奈の誕生日も同日。 まだ梨奈の成長を見ていたい。 私の余命は梨奈にはとても辛い言葉。 自分の誕生日に母親が死ぬのだから。 …私は決意した。 この事は梨奈に伝えず、ひっそりと息を引き取ろうと。 でも…辛いな、悲しいな。 梅雨の雨が、私の心を映す。 お天気雨だ。 晴れているけれど、雨がざぁざぁ降っている。 土の湿った香りと、薄っすらお日様の香り。 雲の間から顔を出す太陽。 泣かないで、心を隠さないで。 私は笑っていたが、左手首を力強く握っていた。 窓から見えたのは、2つの虹。 3, 私は今日も母さんのお見舞いにきた。 天気雨が降っていて、和傘を差しながら歌を歌った。 _雲の間に隠れてる恥ずかしがり屋の太陽さん。 _雲はさささと逃げていく。 _泣き虫雨は沢山泣いて植物達を喜ばせる。 _空は誰かの哀しみを背負い続ける。 _晴れの奥底にあるのは_。 私は詩人でもない、平凡な人やし別に上手じゃあらへん。 でも、好きなんや。 母さんに会いたい一心で病院に入った。 私は病院が嫌いや。 アルコールの匂いもだが、注射や薬が嫌いや。 …父さんは薬を飲んで永遠の眠りについた。 その前は、お酒に溺れて母さんに暴力を振るった。 嫌いやけど、大好きやった父さんなんや。 母さんまで失いたくないが、恐らくもう長くないんや。 笑ってるし、元気だが…顔は化粧で誤魔化しているし、日に日にやつれておる。 私に出来ることは、最後まで笑うこと。 そして、気付かないふりをして、母さんを見送ることや。 虹が少しずつ薄まっていく。 4. 「母さん今日も来たで。」優しく、控えめに言う。 ここは病院だから。 「きてくれて有難うね梨奈」私は笑う。 さっきまで泣いていたのは気付かれていない。 気付かれてはいけない。 「梨奈…少し早いけどこれ誕生日のプレゼント」 私はその時にはもう居ないから。 プレゼントを見た梨奈は目をパチクリさせて一瞬硬直した後、物凄くはしゃいだ。 「母さんありがと!これめっちゃ大事にするわ!」 興奮のあまり、大きな声を出すから看護師さんに注意されていた梨奈。 可愛いな。 梨奈がプレゼントを開けようとするので、慌てて止めた。 「梨奈、誕生日プレゼントは当日に開けてね」と。 「判ったで母さん…ほんまにありがとな」 さっき注意されていたので声は小さくなった。 素直で良い子だな。 「梨奈…お母さんは遠くに仕事になって何時帰れるかわからないの」 これが私の嘘。 ごめんね梨奈…貴方に泣いてほしくないの。 「…そっかぁ…頑張りや。あ、でも無理し過ぎはあかんで?何かあったら連絡しいや」 __ごめん母さん…もう長くないんだね。 誕生日前にプレゼントを渡したってことは、誕生日まで生きられないのか。 何で言ってくれないの? 私はそんなに頼りないんか… 言っても無駄やし…お別れしなあかんのか。 判っていても、辛いわ。 紫陽花が少しずつ枯れていっているのが窓から見えた。 2週間も持たずに全て枯れるとおもう。 母さんの命のカウントダウンみたいやな… _2つの虹はもう消えていた。 5. お母さんは空に登ったのか… 私は直感でわかった。 お母さんの元病室に行くと、遺書があった。 その遺書は所々水で滲んでいた。 泣きながら書いていたんやな。 __梨奈へ、 この手紙を見ていないのが一番嬉しいな。 でも、梨奈のことだから私がもう長くないって判ってたのかな? これは他の人に広めないで、見たらすぐに燃やしなさい。 私の財産はいくつかの場所に埋めているの。 今相続しているので足りなくて、困ったらその財産を使って。 これは政府にバレないように隠してるから、灰色だけど… 貴方に継ぐ。 貴方なら、正しいことに使ってくれると信じているから。 遠くに行くなんて嘘、全く通じてなかったでしょ。 間があったもん。 お母さんは愛娘の梨奈の事をすべて知ってるよ。 困ったことがあったら言ってほしいな。 お母さんはずっと梨奈の味方だよ。 まだまだ話したりやりたいことあったけど…もう時間だ。 有難う梨奈。 またいつか会おうね。 あ、早く此方に来ちゃ駄目だよ!お母さん怒っちゃうからね! 愛してる。 貴方を世界一愛しているお母さんより__ 「母さん!」 涙が溢れた。 何でもっと話さなかったんだろう。 何でずっと拗ねて居たんだろう。 後悔が洪水のように溢れていく。 ごめん、ごめんなさい母さん。 私は声がかれるまで、鳴き続けた。 雨の降る音よりも大きく、散っていく紫陽花より小さく。 雲に覆われた空から、一筋の光が落ちていた。 6. 後悔は常にします。 何でやらなかったのか、何でしてしまったのか。 全ては矛盾から成り立つんです。 貴方が後悔に飲まれないように。 心の中なんて簡単にさらけ出せません。 でも、もう二度と会えない時に伝えたいことが伝えられないのは、苦しいです。 皆様方に幸福が沢山訪れますように。 通報返信
下手で試作の即興で良ければ…
(タイトル)優しい嘘
1.
優しい嘘を知っているかい?
嘘には種類が大まかに2つあるんだ。
ひどい嘘と、優しい嘘の2種類あるんだ。
でも、結局は何方も同じ嘘なんだ。
これは私の心が生み出した…幻想さ。
これを見て君はどう思うか…
私は楽しみにしているよ。
_それでは、優しい嘘という人生をとくと御覧あれ。
2.
詩過凪 彩文さん、貴方の余命は…残り2週間です。
突如医師に告げられた言葉。
病院のアルコールのツンとした香りとともに、全身に電撃を食らわす。
私には…娘がいる。
名前は梨奈という。
2週間後に12歳の誕生日を迎える愛しい娘。
余命も梨奈の誕生日も同日。
まだ梨奈の成長を見ていたい。
私の余命は梨奈にはとても辛い言葉。
自分の誕生日に母親が死ぬのだから。
…私は決意した。
この事は梨奈に伝えず、ひっそりと息を引き取ろうと。
でも…辛いな、悲しいな。
梅雨の雨が、私の心を映す。
お天気雨だ。
晴れているけれど、雨がざぁざぁ降っている。
土の湿った香りと、薄っすらお日様の香り。
雲の間から顔を出す太陽。
泣かないで、心を隠さないで。
私は笑っていたが、左手首を力強く握っていた。
窓から見えたのは、2つの虹。
3,
私は今日も母さんのお見舞いにきた。
天気雨が降っていて、和傘を差しながら歌を歌った。
_雲の間に隠れてる恥ずかしがり屋の太陽さん。
_雲はさささと逃げていく。
_泣き虫雨は沢山泣いて植物達を喜ばせる。
_空は誰かの哀しみを背負い続ける。
_晴れの奥底にあるのは_。
私は詩人でもない、平凡な人やし別に上手じゃあらへん。
でも、好きなんや。
母さんに会いたい一心で病院に入った。
私は病院が嫌いや。
アルコールの匂いもだが、注射や薬が嫌いや。
…父さんは薬を飲んで永遠の眠りについた。
その前は、お酒に溺れて母さんに暴力を振るった。
嫌いやけど、大好きやった父さんなんや。
母さんまで失いたくないが、恐らくもう長くないんや。
笑ってるし、元気だが…顔は化粧で誤魔化しているし、日に日にやつれておる。
私に出来ることは、最後まで笑うこと。
そして、気付かないふりをして、母さんを見送ることや。
虹が少しずつ薄まっていく。
4.
「母さん今日も来たで。」優しく、控えめに言う。
ここは病院だから。
「きてくれて有難うね梨奈」私は笑う。
さっきまで泣いていたのは気付かれていない。
気付かれてはいけない。
「梨奈…少し早いけどこれ誕生日のプレゼント」
私はその時にはもう居ないから。
プレゼントを見た梨奈は目をパチクリさせて一瞬硬直した後、物凄くはしゃいだ。
「母さんありがと!これめっちゃ大事にするわ!」
興奮のあまり、大きな声を出すから看護師さんに注意されていた梨奈。
可愛いな。
梨奈がプレゼントを開けようとするので、慌てて止めた。
「梨奈、誕生日プレゼントは当日に開けてね」と。
「判ったで母さん…ほんまにありがとな」
さっき注意されていたので声は小さくなった。
素直で良い子だな。
「梨奈…お母さんは遠くに仕事になって何時帰れるかわからないの」
これが私の嘘。
ごめんね梨奈…貴方に泣いてほしくないの。
「…そっかぁ…頑張りや。あ、でも無理し過ぎはあかんで?何かあったら連絡しいや」
__ごめん母さん…もう長くないんだね。
誕生日前にプレゼントを渡したってことは、誕生日まで生きられないのか。
何で言ってくれないの?
私はそんなに頼りないんか…
言っても無駄やし…お別れしなあかんのか。
判っていても、辛いわ。
紫陽花が少しずつ枯れていっているのが窓から見えた。
2週間も持たずに全て枯れるとおもう。
母さんの命のカウントダウンみたいやな…
_2つの虹はもう消えていた。
5.
お母さんは空に登ったのか…
私は直感でわかった。
お母さんの元病室に行くと、遺書があった。
その遺書は所々水で滲んでいた。
泣きながら書いていたんやな。
__梨奈へ、
この手紙を見ていないのが一番嬉しいな。
でも、梨奈のことだから私がもう長くないって判ってたのかな?
これは他の人に広めないで、見たらすぐに燃やしなさい。
私の財産はいくつかの場所に埋めているの。
今相続しているので足りなくて、困ったらその財産を使って。
これは政府にバレないように隠してるから、灰色だけど…
貴方に継ぐ。
貴方なら、正しいことに使ってくれると信じているから。
遠くに行くなんて嘘、全く通じてなかったでしょ。
間があったもん。
お母さんは愛娘の梨奈の事をすべて知ってるよ。
困ったことがあったら言ってほしいな。
お母さんはずっと梨奈の味方だよ。
まだまだ話したりやりたいことあったけど…もう時間だ。
有難う梨奈。
またいつか会おうね。
あ、早く此方に来ちゃ駄目だよ!お母さん怒っちゃうからね!
愛してる。
貴方を世界一愛しているお母さんより__
「母さん!」
涙が溢れた。
何でもっと話さなかったんだろう。
何でずっと拗ねて居たんだろう。
後悔が洪水のように溢れていく。
ごめん、ごめんなさい母さん。
私は声がかれるまで、鳴き続けた。
雨の降る音よりも大きく、散っていく紫陽花より小さく。
雲に覆われた空から、一筋の光が落ちていた。
6.
後悔は常にします。
何でやらなかったのか、何でしてしまったのか。
全ては矛盾から成り立つんです。
貴方が後悔に飲まれないように。
心の中なんて簡単にさらけ出せません。
でも、もう二度と会えない時に伝えたいことが伝えられないのは、苦しいです。
皆様方に幸福が沢山訪れますように。
この絵?華月ちゃんが書いたの?めっちゃ上手だね!